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★★★melody in summer★★★
 バッハってのは数学的だからね、と昔、ピアノの先生は言った。なにが、どう、というととてもわたしのようなクラシックしろうとは、いまだに具体的な説明の言葉を見つけることはできない。が、当時小さいながらも、その説には妙に納得ができた。
 たとえばインベンションのメロディは左右対称に展開している。一曲弾き終わると、まるで図形の証明問題を解いた後のような小気味よさを覚える。もやもやが解けたような、おさまるところにおさまったというあの感じ。バッハは即興のひとだし、バロックって確か、「いびつな形」という意味だったと思うけど、この一見カオスなメロディが最終的につじつまがあっていく。すばらしい論理の展開をみせてもらった、という感じがとても好きだったのだ。いまだにインベンションは(しかし二声までしかいかなかったのだが…)全曲暗譜してる。
 大学3年の夏は、「ジャズと文化」という集中講義に出席していた。1週間、ひんやりした教室で、ねころがったり、おやつを食べたりしながら、ジャズのアナログを聴き、それで単位がもらえるという夢のような授業だった。もそっとやってきた先生が、たんたんとレコードをかけて、ジャズの歴史を語る。わたしらは、ジャズ研なかまで、先生の解説に茶々をいれていたいやな客だった。そこでかかったのが、例のジョンルイスのバッハ平均率曲集だった。
「クラッシック好きには異端だし、ジャズ好きにはあまいんだよね」と先生。ぽりぽりせんべいを食べながら。「でもさー、なんか涼しー。たまらんよなあ」とたけちゃんがわたしの方にふりかえって言った。まさにあの季節、あのふんいきにぴったりだったような気がして、いまも聴くとあの教室の空気を思い出す。大好きなともだちといっしょに、大好きな音楽、なんとまあぜいたくな時間だったことよ。あの授業、ほかにもスヌーピーのやつとか、はては浅川マキまで。いっぱい聴けて楽しかったよなあ。


プリティペアーズ(1970)MATTEL.INC
いちおう、TUTTIフレンドになるのかなあ。TUTTIと同サイズの人形で、ちびっこの人形やぬいぐるみを抱いている。3種。これがANGIE'N TANGIE。ほかにくまをだいてるLORI'N RORI、黒人のNAN' FRANがある。販売されたのが1970年のみ。パッケージがむちゃくちゃかわいくて、できればNRFBも手にいれたいと思ってる。けっこうお高いし、なかなかでてこないけど。ちびっこサイズの人形でいっこく堂ごっこをするもよし。

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