とくしゅう Vol.14 2002.11


おやすみなさい!こどもたち

bonne nuit les petits...「おやすみなさいこどもたち」
昨年、ロシアで打ち切りになってしまった同名の番組もありましたが、
こちらは御覧の通りフランスのテレビ番組。3分くらいの短い放送時間の番組です。
番組のはじめ、ピーヒャララー(笑)という軽快な笛の音とともに
雲にのって神様とヌーヌーというくまが登場。
そして、ヌーヌーは雲から下界に続くはしごを降りて、
ニコラとピンプルネルという2人のちびっこのところにやってきて、
おやすみなさいの時間まで遊んでくれます。
そして2最後に神様がこどもたちを眠りの国へ誘う
金の砂をまいておわりというパターンの番組でした。





中をのぞく
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おやすみなさいこどもたち
くまのヌーヌー海へいく

クロード・レイデュ文/ポール・デュラン絵
木村庄三郎訳
講談社世界の絵本フランス 昭和51年6刷
A4変型
注文番号:J-248

ウチのほんだなにたびたび登場する講談社の世界の絵本シリーズ。ほんとに秀作ぞろいのシリーズですが、この中で、「おやすみなさいこどもたち」のシリーズタイトルでbonne nuit les petitsの本が出ていました。ラッキーなことにこのシリーズのもともとのサイズが、本国フランスでハチェット社(カロリーヌシリーズでも有名なところです)から出ていた本とほとんど同じなので(ちょっとだけ日本の方が小さいサイズです)、原作の雰囲気を損ねることなく作られています。ただし、主人公のオンナノコの名前がやはり日本人にはかんでしまいそうってことで、マリーと変えられています。
原作は脚本と同じくクロード・レイデュ。絵は多くの関連本で実写のテレビ版をかわいいイラストにしてきたポールデュラン。お話はヌーヌーとおなじみのちびっこ2人がいつものお部屋をとびだして、ともだちのポール、両親、馬とで海に行くというもの。しかしちょっとおとぼけヌーヌーはあやまって海に落ちてしまいます…。ヌーヌーったら船長帽子が似合っててかわいいです。しかしやはり魚を食べてるのがいちばんさまになってるかも。よくある魚くわえてるくまの置き物を思い出しました。絶版。



おやすみなさいこどもたち
くまのヌーヌーとこやへいく

クロード・レイデュ文/ポール・デュラン絵
木村庄三郎訳
講談社世界の絵本フランス 昭和51年7刷
A4変型
注文番号:J-249

同じく講談社の世界の絵本のシリーズから。こちらはいつものようにヌーヌーがポールとマリーのお部屋にいくと、2人はとこやさんごっこの準備をしていました。そして否応なしにお客になるヌーヌー。むりやりシャンプーされたり、パウダーをかけられたり…。けっこうさんざんな目に…と思うのですが、赤いリボンをつけてもらって(似合っている…)うれしそうです。カーテンからはずかしそうに顔を出してるヌーヌーの様子や、ポールとマりーのお部屋の様子がとてもかわいく描かれています。絶版。



おやすみなさいこどもたち
くまのヌーヌーいなかへいく

クロード・レイデュ文/ポール・デュラン絵
木村庄三郎訳
講談社世界の絵本フランス 昭和51年7刷
A4変型
注文番号:J-250

今度は春のお休みに、みんなで田舎に行くお話です。駅から馬車にのってともだちのポールの家にいきます。ポールの家は馬車を改造した家で、毛糸やさん。なんともかわいい家です。3人は馬にのって散歩にいきますが、途中でこまったおばさんに出会います…。森のようすや、みんなで食卓を囲んでおいしそうなスープをのむようす、田舎の夜の星空にギターの音がひびいて…。ポールデュランの筆、さえまくりの美しい1冊です。絶版。



Bonne Nuit les Petits
Nounours joue a chat perche

Texte de Claude Raydu,Illlustrated by Romain Simon
Albums de Petit Poussin,Hachette 1965年
テープ補修、角イタミ
240*208
注文番号:F-155

こちらは本家ハチェットから出ていたカードボード本(日本でいえばトッパンの絵本のような厚手の紙のもの)です。イラストは、こちらではもうおなじみのロマンシモンが担当。よりふわふわ感が強いヌーヌーです。こどもたちもちょっと幼い感じ。印刷の具合もありますが、とても色合いがきれいな仕上がりになっています。
お話は、いつものように2人のお部屋にやってきたヌーヌー。今日はみんなでシャペルシェであそびます。シャペルシェは直訳すればペルシャ猫。高いところにのぼったらつかまらない鬼ごっこのような遊びです。



※こちらの本は現在ソールドアウトになっております。
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